高齢ドライバーの事故が続いている。
横浜での事故、87歳という高齢にもかかわらず3年間有効の免許証を交付されていた。
事故前日の朝に家を出て、どこを走ったのか分からないというのは、「自動車という凶器」を制御できる状態ではないと思える。現場近くの防犯カメラ映像にも、他の車より早い速度で通り過ぎる姿が残されている。その後は制動を行うことなく前車に突っ込んでいるのである。
被害に遭った子供、まさかこの朝に人生を終えるなどとは思っていなかっただろう。怪我を負わされた子供の心の傷を考えるととても切ない。
今日、わたしも二度ほど高齢ドライバーに轢かれそうになった。
一時停止をしない、後退時に確認をしない。こんな基本的なことが守れない人がハンドルを握っているのである。
「免許を返納したら生活できない」と言う人がいる。
確かにわたしの住むこの地でも自動車の無い生活は不便を感じる。
だからと言って事故を起こす可能性の高い高齢者が運転を続けることに恐怖を感じる。
免許証の更新の際、高齢ドライバーに課されている試験。
わたしに言わせれば
「免許を取り上げないための大甘な試験」である。
危ない運転者に走る凶器を動かす資格を与えてはいけない。
今後、強化されるとは聞いているが、まだまだ甘い。
70歳以上は毎年更新。
80歳以上は半年更新。
その更新時には
「免許証を取り上げるための試験」を課してはどうだろうか。
これから益々増えていくであろう高齢運転者に起因する事故。
わたしたちの命を守るため、また老いて罪人とならないために、
免許証返納という英断をする人が増えて欲しいと願う。